「近居」ってなに?どんなメリットがあるの?

近居とは、「近くに居る」という字の通り、親世帯と子世帯が近い距離に住んでいる状態を言います。自治体によっては、補助金を出しているところもあり、近年日本では近居が増えていると言われています。国土交通省の調査による定義によると「住居は異なるものの、日常的な往来ができる範囲に居住することを指すもの」とされており、徒歩・自転車・自動車・電車などで比較的簡単に行き来できる30分~1時間以内の近さに住むことです。少子高齢化により、子世帯は親世帯から子育てのサポートを受けたいと考え、また親世帯に介護が必要になった時はサポートや見守りができるため、近居を選択するケースが増えています。

不況で共働きが増加しており、孫の学校が終わる夕方以降や病気の時に親を頼りたいと考え、親の近くに子供が住居を構えることを選択するケースも多いです。近居は同居と比較して、お互いにプライバシーを尊重した生活ができる魅力があります。高齢者の世帯では食事も早く寝る時間も早めですが、大きな子供がいる世帯は塾や部活で帰りが遅く、食事も遅くなってしまいます。近居であれば食事や生活リズム・インテリアなどは世帯の都合に合わせられますので、生活リズムを守りながらも子供や孫に気軽に会うことができます。

また、子世帯が転勤になったり、親が施設に入居したりした時も、住まいが別であれば住み替えがしやすいメリットもあります。同居で二世帯住宅を建ててしまうと、売却するときに売りにくかったり、空いている部屋を活用しにくかったりする問題が発生します。

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