困った時に頼れる近居

近居とは、徒歩や自転車・自動車・電車などの交通機関を使って1時間以内で行き来できるところに、親世帯と子世帯がそれぞれ住むことをいいます。別々の家や部屋に住んでいることで、それぞれのプライバシーを保つことができ、生活時間の違いなどから生まれる、不満や対立を避けることができるのが大きなメリットではないでしょうか。同居ともなれば、起床時間・食事の時間・お風呂など世代のテンポの差を合わせたり、我慢することでお互いが気を使うことも増えます。上手くいく場合ももちろんあるとは思いますが、そのようなことから生まれる不和が大きな争いになり、交流すらも絶たれてしまうこともあるかもしれません。

しかし、別々の家でありながら行き来のしやすい距離に暮らす近居ということであれば、今までのお互いの暮らしを続けながらも、身内が近くにいるという安心感も同時に得ることができます。例えば、子供が急な発熱をしてしまったときに両親が共働きであれば、会社を途中で抜け出してくることは難しいこともあります。そんな時に親世帯が側に住んでいれば、安心できる人の家に預かってもらうことができますし、病院へもすぐに連れていく事ができます。反対に親世帯が具合が悪くなった時には、すぐに駆け付けて対応をすることが可能になるでしょう。

このように近居はそれぞれの生活環境を変えず、プライバシーを保ちながらもいざ困った時には、互いが助け合うことができるのが強みと言えます。

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